京都の重要文化財初公開
2016.10.30
こんにちは。庭匠植清(にわしょううえせい)です。
重要文化財 旧三井家下鴨別邸の公開が、
10月1日から始まり、早速行ってきました。
場所は、賀茂川と高野川が合流する、
下鴨神社から程近いところにあります。
当初、三井家の先祖をまつった社(やしろ)がこの地にあり、
そこに参拝する時の休憩所として作られた建物だそうです。
現在は三井家の手から離れ、
平成23年に重要文化財に指定されています。
長い間、修復が行われ、10月から公開が始まりました。
2階の屋根からぴょこんと飛び出した望楼(ぼうろう)が、
印象的な素敵な建物です。
公開されているエリアを見る限り、
建物は華美な装飾などなく、質実な印象です。
建物は新築かと思うほど、
ピカピカに修理されていましたが、
床の間まわりの土壁は古びた風合いが残されていて、
積み重ねた時間を感じました。
庭園は庭の中心に、ひょうたん型の池があり、
広々とした明るいお庭でした。
また、この間の朝の連続ドラマ「あさが来た」で話題になった、
広岡浅さんの直筆の手紙も展示されていましたよ。
通常は、1階のみの公開ですが、
11月19日〜12月4日の間は、
2階や3階の望楼が特別公開されるそうです。
ご興味ある方は、一度足を運ばれてはいかがでしょうか。